天皇家の皇女・愛子さまとゆかりのある、オランダのアマリア王女についてご紹介します。
愛子さまとアマリア王女は幼少期から深いつながりを持っているだけでなく、日本の皇室とオランダの王室も強い絆で結ばれています。
お2人がどのようなきっかけを通して知り合ったのか、幼少期から振り返ってみましょう。

アマリア王女のプロフィール

- 名前:カタリナ=アマリア・ファン・オラニエ=ナッサウ
- 生年月日:2003年12月7日
- 年齢:21歳
ウィレム=アレクサンダー王子(当時)とマクシマ・ソレギエタ妃の第1子として生まれたアマリア王女。

2013年に父・ウィレム=アレクサンダーが国王に即位したことで、アマリア王女は法定推定相続人として、オラニエ女公の称号を授与されました。

3姉妹の長女で、妹にアレクシア王女、アリアーネ王女がいます。

3姉妹の名前の頭文字が全員「A」であることから、トリプルAと呼ばれることもあるそうですよ。
とても華やかな3姉妹ですね!

オランダの公教育を受ける
アマリア王女は、オランダの公立小学校に入学し、一般の子どもたちと同じ教育を受けてきています。

「子どもたちにできるだけ普通の学生生活を経験をさせたい」という国王夫妻の意向だとみられます。
中学校からは私立の学校に行きますが、なんと通学は自転車!

なお、私立といっても特別な学校ではなく、一般の子どもたちが通う学校でした。
高校時代には、海辺のカフェでアルバイトをしていたこともあるそうですよ。
当時は「カクテルクイーン」と呼ばれるほど”シゴデキ”なバイトだったことが窺えます。
訪れるお客さんの中には、アマリア王女だと気が付く人もいたようです。
そんな中でも、カクテルクイーンとして仕事を全うしていたアマリア王女は、庶民の生活も熟知した視野の広さを持っているのですね。
日本では、皇族が一般のお店でアルバイトをするという前例がないほか、就職先でさえも伝統的な場所に限られています。
オランダの王室はより自由で、多様化した生き方が認められていることが窺えますね。
アマリア王女はそんな環境の中、アムステルダム大学に入学後は学生寮に住むと発表したことがありました。

しかし、犯罪グループによる誘拐や襲撃の標的になっている可能性が浮上。
急きょ宮殿に戻り、両親と暮らすことにしたと明かしました。
日本でも最近、秋篠宮家の長男・悠仁さまの通学方法について話題になったばかり。

自由に通学をしたり、寮やアパートに住んだりしてみたい気持ちもあるでしょうが、どこの国もそう簡単にはいかないのですね。
成績優秀で「君主教育」も
アマリア王女は中学校・高校時代とても優秀な生徒だったといわれています。
成績が良く課外活動に積極的に参加しており、中でも世界中の学生たちが集まる「国際模擬国連」にも出席したことがあります。
国際模擬国連は、学生が各国の大使になりきってその国の実態や国連の議題について話し合う活動です。
実際に問題提起をしたリサーチしたり、また政策を考えたりすることもあり、アマリア王女はこの頃から「君主教育」を意識してきたのでしょう。
しかしアマリア王女は、君主になる運命ではなかった場合の夢も考えていたそうで、

女王になる運命でなければ、歌手か馬術の選手になりたかった
と、素敵な将来の夢について語ったこともあります。


オランダの君主になるという宿命を受け入れながらも、さまざまな選択肢を持っていらっしゃるのですね。
前向きで常にチャレンジする精神を忘れない、アクティブなプリンセスであることが窺えます。
スポーツも得意な多彩さ
アマリア王女は知識に富んだ優秀な生徒であるだけでなく、スポーツも得意だったそうです。


オランダ王室は、毎年冬にスキーに出かけるのが恒例イベント。


アマリア王女もスキーが得意で、乗馬やフィールドホッケー、バレエにも慣れ親しんできたそうです。
愛子さまも、天皇皇后両陛下とともにウィンタースポーツを楽しまれてきました。


アマリア王女と愛子さまがお会いになる際には、スポーツの話題でも盛り上がるのかもしれませんね。
「利きティアラ」がお得意!?
アマリア王女は、ティアラが大好き!
しかも、ただティアラを身につけたり飾ったりするのが好きなだけではありません。
ティアラの写真を見るだけで、どこの国のティアラか答えられるといいます。


ヨーロッパのティアラは全て把握しているといい、ティアラオタクである華麗な一面が明らかになりました。
小さな頃から母親・マクシマ王妃のドレッサーを漁るのがお好きだったというアマリア王女。


勝手にマクシマ王妃のティアラを着用したことも明かしています。
マクシマ王妃は、大事なディナーに出かける前に入念な準備をしながら



アマリア、あのジュエリーはどこにやったの?
と大きな声で聞いていた…
そんな微笑ましい、幼少期の思い出があるそうですよ。
アマリア王女は3姉妹の長女として、ご家庭でもしっかり者だったのでしょう。
母親に一番近い存在であり、マクシマ王妃は憧れの存在だったのかもしれませんね。


そんなアマリア王女が公の場で初めてティアラ姿を披露されたのは、2022年のことでした。


アマリア王女がティアラを着用されたのは、ノルウェーのイングリッド・アレクサンドラ王女の18歳の誕生日の祝賀会。
国王夫妻とともに招待されたアマリア王女は、ゆかりのあるアレクサンドラ王女の誕生日会で記念すべき第1回目のティアラお披露目を叶えました。
このときアマリア王女が着用されたのは、マクシマ王妃が結婚式で身につけられたティアラだったそうですよ。


このティアラはマクシマ王妃のために作られたもので、オランダ王室に代々伝わる通称パールボタンティアラが基盤となっています。
19世紀のオランダ君主ウィレム3世国王の妻・エンマ王妃が所有していたダイヤモンドを5つつけて、オーダーメイドで作られたそう!
母のティアラを着用されたのも素敵ですが、先祖代々の華麗なる伝統が刷り込まれたたった1つのティアラであるのは、痺れますね!
愛子さまとアマリア王女の可愛いツーショット
愛子さまとアマリア王女は、幼い頃から深い関係にある「幼なじみ」だといわれています。
現在はお2人とも、たいへん美しいプリンセスに育たれました。
そんな愛子さまとアマリア王女の可愛いツーショットをまとめてみました。


このとき愛子さまは4歳、アマリア王女は2歳でした。
雅子さまが適応障害を患った際、オランダ王室が静養のためにオランダへ招待した際の1枚。
雅子さまとオランダ王室のマクシマ王妃は、大親友としても知られています。
大切な友・雅子さまの不調を心配されたマクシマ王妃が、直々に天皇一家(当時は皇太子家)を招待したものとされています。
愛子さまもアマリア王女も、なんだか普通の幼児にも見えますし、気品あふれる皇族・王族のプリンセスにも見えますね。


よく見ると、愛子さまとアマリア王女はリンクコーデかのように、水色のワンピースをお召しになっていますね。
このとき季節は夏だったそうで、もしかすると皇室・王室でお洋服の系統を揃えられたのかもしれません。
仲良く手をつながれているのが、本当に可愛らしいですね!




お2人の無邪気な笑顔を見ていると、心を許し合い、楽しく穏やかな時間を過ごされたことが伝わってきます。
アマリア王女にとって愛子さまは、初めてお会いした同世代のロイヤルだったそうですよ。
愛子さまをはじめ天皇一家にとっても、オランダ王室は特別な存在。
同時に、アマリア王女にとっても愛子さまが特別な存在になっているのでしょう。
愛子さまとアマリア王女の共通点は?
愛子さまとアマリア王女には、いくつかの共通点があります。
共通点があるからこそ、頻繁に顔を合わせる仲ではなくとも「幼なじみ」として、お互いが特別な存在になっているのでしょう。
どのような共通点があるのか、見てみましょう。
「国民ファースト」のロイヤルであること
愛子さまとアマリア王女は、ともに
国民ファースト
なロイヤルとして、それぞれの国民から高い支持を受けています。
まず、アマリア王女のエピソードから見てみましょう。
アマリア王女は、成年皇族に与えられる王室手当(2億円)を自ら辞退されています。


理由は国民の生活が困窮していることを危惧してのご決断だったそうで、国民から称賛の声が上がりました。
そして、愛子さまもまた成人皇族として伝統となっている「ティアラの新調」を辞退され、叔母である黒田清子さんのティアラを拝借されています。


こちらもまた、コロナ禍で苦しんでいる国民の心情に配慮し、高価な装飾品の購入を控えられたものでした。
愛子さまとアマリア王女は、ともに国民の生活を何より優先する姿勢をお持ちなのですね。
お2人の表情からは、人格が滲み出ているように思えますね。
同時期に成人を迎えられたこと
愛子さまとアマリア王女は、それぞれの国で同時期に成人皇族となりました。
お2人には2学年の差がありますが、愛子さまは日本で20歳を迎え、アマリア王女はオランダで18歳を迎え、それぞれ成人皇族になっています。
同時期に成人を迎えられたお2人ですが、今後辿っていく運命は大きく分かれそうです。
日本では、皇位継承権が秋篠宮殿下、そして悠仁さまと続いています。


一方、オランダではアマリア王女が次期君主となることが決まっているのです。


日本でも、女性天皇の誕生に積極的な声が寄せられていますよね。
もしも「愛子天皇」が誕生することになれば、同時期にアマリア王女と同じお立場になる可能性があるでしょう。
現時点で愛子さまは天皇になることはできませんが、今後どのような形でご公務に携わっていくのか、注目されそうです。
身近な人が精神疾患を経験していること
愛子さまとアマリア王女は、ともに身近な存在の人が精神疾患を経験されていることも、共通点の1つです。
愛子さまにとっては最愛の母・雅子さま。


そして祖母の美智子さま、従姉妹の眞子さんなど、愛子さまにとって大切な人たちが次々に心を追い込まれてしまいました。


一方のアマリア王女は、姉のように慕っていたという叔母(マキシマ王妃の妹)がうつ病により自死したという過去があります。


お2人とも、慕っている大切な存在の人たちが心を蝕まれ、胸が引き裂かれるような経験をされているのですね。
そのようなご経験を経て、愛子さまもマキシマ王妃も情に厚く、人を思いやるロイヤルとして、国民から支持されているのでしょう。
まとめ
愛子さまとオランダ王室のプリンセス・アマリア王女との関係性についてまとめました。
幼少期には可愛いツーショットを見せてくださった、愛子さまとアマリア王女。
それ以降は、公式の場でお会いすることはありませんでしたが、個人的にやりとりをされている可能性が高いようです。
さまざまな共通点を持つお2人ですが、それぞれまったく異なる国で皇族・王族として生きる宿命。
この先、辿る運命は違うものになっていく可能性がありますが、お2人の絆がいつまでも続いていくことを祈りましょう。


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