春と秋の年2回、東京赤坂御苑で催される宮中行事「園遊会」。
天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方が、
功績を挙げた人と親しく懇談されるこの行事は、
華やかさと格式を兼ね備えた特別な場として知られています。
そんな園遊会の招待者はどうやて決まるのでしょうか。
選考基準や当日の流れが気になります。
園遊会について調べてみました。

園遊会ってどんなことするの?

園遊会は、明治時代から続く伝統行事で、
もともとは外交関係者や高官をもてなす目的で始まったそうです。
現在では、
- 文化
- 芸術
- 学術
- スポーツ
などの分野で活躍した人々や、
長年社会貢献に尽力してきた方々などが対象となります。
開催場所である赤坂御苑には、
招待客約2000人が集まり、
天皇皇后両陛下や皇族の方と
立ち話を交わすガーデンパーティーが行われます。

陛下が出席者と直接言葉を交わす姿は
ニュースなどでもよく見られ、
国民との「つながり」を大切にされている様子が伺えます。
また園遊会は、

天皇陛下や皇族と直接会話を交わす貴重な機会なので、
とても名誉あることだと言われています。
当日の流れ

園遊会の当日の流れはどのようなものなのでしょうか。
当日の流れについて、過去に招待された人の証言や報道から
まとめてみました。
受付・集合(午後1時〜2時頃)
赤坂御苑の正門に招待客が集まり、
入場には、事前に郵送された招待状を基に
本人確認があるようです。
手荷物検査やセキュリティチェックが厳重に行われるようです。
入場・会場内での待機
招待客は、赤坂御苑内の各所に分かれて案内されるようです。
身分や功績、関係性によって立ち位置が変わり、
開始時間まで、園内を散策したり、
他の招待客と話したりしているみたいです。
立食形式の茶菓の提供
茶席や軽食の立食エリアが設けられ、


昔はビュッフェ式の軽食もありましたが、
感染症対策もあり、多少簡略化されているようです。
あくまでも目的は
「会話と交流」
のようです。
開会の挨拶・両陛下のご到着(午後2時半頃)

天皇皇后両陛下が御苑に到着され、
続いて秋篠宮ご夫妻など皇族方も会場入りをします。
陛下が苑内を歩かれ、招待客と順に会話をします。
天皇陛下・皇族方とのご歓談(午後3時〜4時頃)
陛下や皇族の方が数名ずつのグループと挨拶、談笑をします。
話す時間は1人あたり1分~2程度
だと言われており、
事前に話す順番や内容がある程度決められている
場合もあるそうです。

陛下が招待客の功績や活動を労うこと多く、
招待客にとっては非常に名誉な時間です。
ご退出・閉会(午後4時〜5時頃)
皇族方が順番に退場をします。
その後、招待客も順次退出し
招待客は手土産を手に園をあとにして終了となります。
注意点
服装は平服ながら礼儀正しいもので、
- 男性はスーツ
- 女性はワンピースや和装
が基本のようです。

雨天でも中止にはならないので、
傘やレインコートが配布されるようです。
皇室の伝統行事なので、
出席者には細やかなマナーが求められるんだとか。
一度参加した人の多くが
と語るほど、特別な一日のようです。
選考基準

園遊会に出席するのには、
一般市民が応募することはできません。
招待の基本は
「推薦制」
です。
各省庁や都道府県、
団体などから推薦された人物の中から、
功績や社会貢献度などを元に
推薦の対象は、様々な分野で実績を残した人です。
また、勲章・褒章を受章した人や、
地域社会に貢献した功労者なども含まれます。
選考の過程では、本人の品位や過去の言動、
社会的信用もチェックされるため、
具体的に見ていきましょう。
功績や功労に基づく推薦
文化功労者、スポーツ選手、医療、福祉関係者、
ボランティア活動を長年にわたり行ってきた人物などが対象です。
オリンピックのメダリストや
国際的な賞の受賞者なども選ばれることがあります。
表彰を受けた人物
勲章や褒章を受けた人が選ばれることも多く、
これらの受章者は園遊会の常連ともいえる存在です。
例えば紫綬褒章や瑞宝章などを授与された人物が該当します。
自治体や各種団体からの推薦
地方自治体や関連団体から
「地域での長年の功労者」
などとして推薦されるケースもあります。
地域の清掃活動や高齢者支援、
青少年育成など地道な社会貢献が評価されての推薦です。
外交関係者や国外での功績者
海外で日本文化を広めたり、
外交関係で日本と外国の橋渡しをした人なども選ばれます。
園遊会の手土産が話題に

園遊会に出席した人々には、天皇陛下からの
「感謝と敬意のしるし」
として贈られるものがあります。
SNSやメディアで、手土産の内容が
紹介されることもあり関心を集めています。
- 虎屋のようかん
- 和三盆の干菓子(箱入り)
- 京都の香老舗「松栄堂」のお香セット
がSNSで報告されています。
また、価格は5000円だったり、
菊の家紋が入っていたりと
レアなものばかりです。
正式には公表されていませんが噂では、
- 宮内庁御用達の今治タオル
- 江戸切子のグラス
- 京都の老舗・俵屋の石鹸セット
- 皇居御用達の和三盆
などもあったと言わています。

いずれにしても名誉ある手土産なので、
一生の記念になりますね。
まとめ
園遊会について調べてみました。
春と秋の年2回、東京赤坂御苑で開催される伝統行事です。
当日は、午後から赤坂御所に集合し、
本人確認やセキュリティチェックをした後に、
会場に案内されます。
会場には軽食があり、他の招待者と談話を楽しむそうです。
そして、天皇皇后両陛下や、皇族の方が順番に
招待者と会話をしていくようです。
そして、帰りには手土産をもらうようです。
手土産は高価なもので一生の記念になるものも多いようです。
しかし、手土産は公表していないようです。
今後の園遊会の手土産などに注目が行きそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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